映画『サマー・オブ・ソウル』動画を無料でフル視聴！NetflixやHulu/Amazonプライムで配信してる？

ライナス

30代男性

本作は1969年に開催されたブラックミュージックを中心とした音楽フェスティバル「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」を追ったドキュメンタリー映画です。個人的にロックが好きなので、ジミ・ヘンドリックス等が出演したウッドストックフェスティバルが1969年に開催されたことはよく知っていたのですが、同じ年にこのようなフェスティバルが開催されていたことをこの映画で初めて知りました。黒人を奴隷として扱っていたというアメリカには語られない負の歴史がありますが、60年代はキング牧師の登場もあり黒人にとって大きな変革の時代でした。この映画には、そんな激動の時代を真空パックしたような熱量に満ちていて、ものすごくパワーを貰えます。肝心のライブパフォーマンスも素晴らしく、特にスライ&ザ・ファミリーストーンの圧倒的な演奏力は圧巻です。音楽映画としての気持ち良さとアメリカのタブーを描いたメッセージ性が同居した歴史的なドキュメンタリー映画でした。

福 田

30代男性

若かかりし頃のスティービーワンダーやマヘリアジャクソンなど他にもとても有名な方々がたくさん出ていて豪華だなとゆう印象を持ちました。1969年の夏にハーレムで行われたブラックミュージックのアーティスト達のイベントで、なぜかテレビ放映されずに半世紀以上も埋もれていてそれを現代で映画として構成して上映しているとゆう事で時代背景などもあり、世の中に出たのが遅れたのかなとも思いました。ゴスペルを歌うシーンがあるのですが普通のポップミュージックとは違って迫力と壮大さがあって感動するのでぜひ聞いてほしい観てほしいと思いました。今はお年をめしている熟しに熟した歌声とは違って若い頃ならではの歌声や声質なので今とはまた違った歌声を聞けますし、ステージパフォーマンスも必見です。

そうる小僧

50代男性

この映画が撮影されたのは、なんと、あの「ウッドストック」とほぼ同じ時期ということが、まず驚きでした。映画「ウッドストック」は若者のバイブルになり、サマー・オブ・ラブやフラワーチルドレン、ラブ・アンド・ピースなど、社会現象にもなりました。一方、「サマーオブソウル」は公開すらされず、公民権運動の影でくすぶっていたということです。今時代背景がすごく重要な映画です。むしろ、BLMが盛り上がった現代に公開されたことに意義を感じます。そして、映画の内容は、一言で言って、音楽的に素晴らしいドキュメンタリーです。私が特に良かったと思うのは、グラディス・ナイト、５ｔｈディメンション、スライアンドザ・ファミリーストーン、ニーナ・シモンです。演奏も素晴らしいし、何より高揚感なるボーカルがすごかったです。ほとんど黒人の観客のノリもリラックスして楽しんでいる様子。収録時間をもう少し長くしても、もっと楽曲を聞かせてほしかったと思ってしまうところが唯一残念なところでした。

tomtomcat

50代女性

お勧めしたいのは、ブラック・ミュージックに関心がある人に是非観て欲しい作品です。ウッドストックと同じ1969年の夏に行われて約30万人を動員していたのに、全く語られないままだった黒いウッドストックを描いているドキュメンタリー映画です。アメリカ黒人の文化や伝統に興味があって、60年代末～ 70年代初頭のリベラルさを感じたい人。LGBTQやBLACK LIVES MATTERというマイノリティの自由と解放の歴史を知りたい人。でも、一番は音楽の力を感じられるから、音楽が好きな人は劇場で観て欲しいです。 出演しているアーティストのプレイは素晴らしく、今もいるアーティスト達の姿が観れて語っているシーンは、得した気分になります。一番カッコ良かったのはニーナ・シモンです。

ayumi

40代女性

音楽ドキュメンタリーで50年以上前の映像も観られてとても貴重だと思います。特にマヘリア・ジャクソンのパフォーマンスやスティーヴィー・ワンダーなどの若い頃は必見でしょうね。同世代でなくても伝説化している人々ばかりなのでソウルミュージックを感じる作品だと思います。また音楽だけでなく、黒人の歴史や文化などの側面からも描かれているので当時の音楽フェスティバルがどんな意味を持っていたのかも感じながら見てほしい作品です。曲の合間に当時の衝撃的な事件の映像も映るので改めて平和の尊さも感じるでしょうね。当時の関係者や観客、パフォーマーのインタビューもあり色んな生の声が聴けるのも良い構成だったと思います。音楽の力はもちろんですが、命についても考えさせてくれる熱のある作品です。

たける

20代男性

ジャズやゴスペル、ファンクなど黒人から生まれた音楽の背景や進化を知ることができて、かなり勉強になりました。アポロ11号が月に行ったときテレビではそのことばかり報道していましたが、その裏ではこんなに素晴らしい音楽の祭典をやっていたなんて全く知らなかったのでこの映画を見て驚きました。当時のインタビュー映像も流れたりするのですが、みんな自分が黒人であることに誇りを持っていて、まだ当時は差別が残っていた時代なのにそんな差別に負けないという強さを感じました。そしてこの映画で紹介される音楽は、かなり昔の音楽なのに今聴いても最高にカッコいいものばかりで見ている間もついついテンションが上がってしまうほどでした。

灼熱ストライプ

40代男性

二つのフェスティバルの対比がとても面白く輝かしい。表舞台で活躍するフェスティバルに比べブラックミュージックのフェスティバルは影に覆われている様が手に取るように分かり、二つのフェスティバルの対比がが手に取るように分かり面白かった。万人受けするウッドストックフェスティバルに対してハーレムカルチュラルフェスティバルは日の目を見ることなく30万もの人を集めているものの、白人優位主義のため日陰に追いやられていた。そのフェスティバルを盛り上げたスティービーワンダーやBBキングなどの燦々たるメンツがその当時の彼らの活躍を彷彿とさせていた。表舞台のフェスティバルに負けず劣らずブラックミュージックを奏でているところに感動を覚えた。

koji

40代男性

1969年の夏といえば、音楽好きにとってはウッドストック・フェスティバルがあった年、になります。が、同じ年、同じニューヨークでもう一つの音楽フェスティバルが行われていたことは、ほとんど知られていませんでした。私もこの映画の存在によって、初めて知りました。その名も、「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」。あえて書きますが、黒人の黒人による黒人のための祭典でした。当時の時代状況を考えながら見ると、その熱量に圧倒されます。公民権運動の余熱も冷めやらぬ中で行われたこのフェスティバルでは、ブラックパワーの台頭が高らかに謳われています。実際に、この映画で聞くことのできる音楽の良さ、インタヴューの熱。どれをとっても今では考えられないようなエネルギーを感じます。ファッションも含めて、最高にクールです。