映画『マイ・ブロークン・マリコ』動画を無料でフル視聴！NetflixやHulu/Amazonプライムで配信してる？

あめっこ

40代女性

原作を読んで衝撃を受けました、そして実写化されると聞いてますますびっくりしました。この物語は、主人公シイノと、親友マリコの少し歪んだ物語、愛とか友情とかそういうのを超えた「何か」です。主演は永野芽郁さん、共演は奈緒さん。漫画の実写化って何かと物議を醸すこともあります。正直、表現の仕方とかやはり短編とはいえ、どこか少し違うかなと思えるところはありました、でも一番良かったと思うのはシイノパートで描かれたすかしっ風のような「渇き」と、マリコパートで描かれたしっとりとした「潤み」でした。マリコは壊れながらもしいちゃんをずっと求めていました、大人になってもそれは変わらず、まるで子供のように独占しようとしていました。ダメな男に殴られても乱暴されてもしいちゃんが助けてくれると、安心して笑っていました。 最後にシイノが、まるでマリコにに似た女子高生を救うため、マリコの遺骨を打ちつけるシーン。真っ青な空に散らばる遺骨が綺麗でした。 そして、個人的には二人で歳をとっても一緒だと笑い合う線香花火のシーンがとても綺麗で、すごくよかったです。

混沌チョーク

40代男性

否定されて生きている人生はさぞかし辛いであろう。吹っ切れた演技としっとりした演技が混在したようなふたりの主人公の演技、ブラック企業の上司も含めて皆一様にすごくいい俳優に恵まれている映画であり、遅い反抗期を迎えたヨイ子がその性格をこじらしてしまっている様が上手く表現されていた。テレビで土曜の昼に放送されている少しチープな脚本に似ていながらもその軒を連ねた俳優陣が豪華なためかすごくアンバランスに織りなしているような作品である。実は重いネタなのだがそこはあまり見せないような隠した内容であり、実際に別の人物が配役をこなすと全く別の映画になってしまうのではないかというような気がするぐらいの映画でありました。実際にはこれ以上のブラック企業が蔓延しているというような話も聞きますので現実は小説より奇なりというようなことなのかもしれませんネ。

ayumi

40代女性

亡くなった友人マリコを想うヒロインを永野芽郁さんが演じていましたが、とっても健気で原作のイメージとぴったりでした。自分に何ができる？、何がしたい？と自問自答するシーンも色んな意味で考えさせられました。退屈な日々を送っていた中で発生した友人の死だけに今までの時間に対しての悔いもあったのでしょうね。マリコは父親から虐待を受けてきた過去もあったので切なかったです。死に直面して生を考えるテーマが芯にあるので単なる感傷ではなく行動するきっかけにしているのが良かったです。親友がいるっていいなぁとも思いました。きっと自分の片割れが死んだという感覚があったのかもしれませんね、男女の恋愛よりもある意味でピュアで深い愛がそこにあった気もします。実家から遺骨を奪って逃走するあたりも驚きましたが応援してしまいました。