映画『アイダよ、何処へ？』動画を無料でフル視聴！NetflixやHulu/Amazonプライムで配信してる？

槽保

40代男性

ボスニア難民という言葉をニュースで聞いたことがありました。民族の間の虐殺は、ルワンダで起こったことは聞いていました。ボスニアヘルツェゴビナでもこのような悲劇が起こっていたのですね。多民族国家というものを知らない大多数の日本人(私もここに含まれます。)には、虐殺に至る心理は理解しがたいものがあります。先進国で理性的と思われていたヨーロッパでこのような悲劇が起こるということは、民族のアイデンティティというものは理性を簡単に破壊してしまうものなのか、と恐ろしくなりました。地獄を目の当たりにしたアイダが、教師として、生き残った者として、語り継いでいくと決意したことに敬意を感じました。もちろん、この映画を作ったジュバニッチ監督にも尊敬を送ります。

指さし悪人

40代男性

東欧で起こった大量殺害事件を紐解いていく作品であり、1995年の国際紛争ボスニアヘルツェゴビナ紛争の最中起きた大虐殺された8000人以上のイスラム教徒の真実を全部見せてくれています。作品は重苦しい雰囲気であるのですが、それほど殺害された人々が血だらけで出てくることなくグロ耐性がない人でも見れるところは助かります。しかしながらボシュニク人とセルビア人と壮絶な戦いの裏側、そういったあまり知られていない戦争の裏側をうまく映画化してくれていて、ただ一言戦争は悲惨だというようなこと以上の秘められた民族の紛争の踏み込んだ所まで教えてくれていました。物語で一人生き残った女性が、家族の遺骨と対面するシーンはとても印象的であり、彼女の心中を推し量ることはもはや日本人には無理なのではないかと思い知らされるばかりでありました。

ささあ

20代女性

戦争がどのように始まりどのように終わっていくのかをまた改めて深く考えさせられたうえに、無関心な人の行方と責任についても学ぶ部分が多くありました。戦争関連の歴史を再勉強できただけではなく、今現在進行中であるウクライナにおけるロシアの侵攻についても照らし合わせて考えてしまうことも多くありました。多くの国が協力して作り上げた作品であるだけに、超大作映画だと言えます。細かな人物の心情や背景にもこだわっていて、世界観がしっかりと作り出されていました。ホロコースト以外にもここまでひどく大きな虐殺行為が行われていたなど、この作品を見るまでは知ることもなかっただろうと思えます。ウクライナの進行が行われている今だからこそより多くの人が見るべき作品です。

たける

20代男性

ヨーロッパで実際にあった虐殺事件を映画にしている作品なので、思わず目を覆いたくなるシーンが次々と出てきますが、それと同時にこれは目を背けてはいけない世界の現実なんだなと思いました。この映画を観るまではこういう事件があったということすら全然知らなかったのですが、この映画を観てからは他人事としては考えられず、でも自分は何もできないという無力感も同時に感じました。主人公のアイダは目の前で人々が虐殺されているのを見ているので、さらに無力感を感じたんだろうと思います。この映画の良かったところは、人が殺されるシーンを直接的な表現として見せないところです。それを見ている人たちの表情や音などによって、今人が殺されているんだろうなと間接的に分かるように工夫されています。