映画『死刑にいたる病』動画を無料でフル視聴！NetflixやHulu/Amazonプライムで配信してる？

イスト

30代男性

人気ミステリー小説家の櫛木理宇さんの同名小説を実写映画した本作ですが、とにかく阿部サダヲのこれまでのイメージを覆すサイコパスな演技が素晴らしく、終始圧倒される作品になっております。近所のみんなに親しまれる気の良いパン屋の店長が実は連続殺人犯だったという身近に潜む恐怖、そして、そんな犯人の不思議な魅力やカリスマ性に翻弄されて次第に自らの心までも洗脳されそうになっていくという展開にドキドキされっぱなしでした。白石和彌監督は「孤狼の血」を観てからファンでしたが、本作でも含むを持たせる後味の悪いラストなど彼の魅力が満載ですごく楽しめました。サイコパスな殺人犯といえば「羊たちの沈黙」のレクター博士を思い浮かべますが、個人的には本作の榛村の方が圧倒的に怖かったです。

ボディー柄杓

40代男性

怖い映画だから。それぐらい覚悟して視聴していたんだが予想以上にゴキブリのグロテスクな映像に辟易してしまい思わず目を背けたくなった。怖いのと気持ち悪いのではやはり脳の回路が違うのか、私は怖さよりもその気持ち悪さの方に嫌悪感を抱いてしまう。痛々しいシーンが多く現れこれでもかというくらい恐怖感を感じることができる、そんなホラー要素とグロテスクの要素が出会った映画で拷問シーンはリアルで痛々しいのですが、それを特殊技術を感じさせないような映像の撮り方はとてもリアリティーがあり感情移入ができた。日本のその技術の進歩というものを特に感じ、メイクの技術の高さなども感じることができた。緊迫感と緊張感を感じ様々な人の観点により進んでいく物語はシナリオがうまいのか時間を感じずあっという間に感じることができた。

にる

30代女性

死刑に至る病は日本版のレクター博士と言っても過言ではないかと思うような映画でした。榛村演じる阿部サダヲさんがここまでシリアルキラーの役に嵌るとは思ってなかったので、映画館で見た時衝撃を受けた部分があったのが印象的です。元々白石和彌監督のファンだったのでフォロワーとして楽しみにしていましたが、ホラーミステリーのものとしては、最近観たものの中では群を抜いて面白かった映画でした。映画の3分の1ほどは面会室の中での会話劇が中心なのですが、座って話しているだけなのに圧迫感で背中に汗が滲むほど、恐ろいけれど目の逸らせないシーンが多く引き込まれっぱなしでした（笑）。また岡田健史さん演じる筧井役が事件に踏み込めば踏み込む程深淵を覗かなければ気が済まず、どんどんのめり込んでいく感じがまた狂気を孕んでいて面白かったです。1度見ると冒頭に出てきたシーンの意味や話していた内容について確認したくなり、結局2回目を見に行ってしまいました。中毒になる人が出るのも頷ける作品でした！

カーズ

30代男性

阿部サダヲさん主演のサスペンス映画なのですが先の展開が非常に気になる非常に面白い映画でした。まず岡田健史さん演じる筧井の元に一通の手紙が届き、その送り主が連続殺人犯の榛村だとわかる展開には驚きましたね。しかも、その内容が最後の事件だけは冤罪だと訴えているので尚のこと事件の真相が気になって仕方がありませんでした。その出来事をきっかけに筧井が榛村のことをとことん調べていくのですが物語が進むに従って新情報が次々と出てくるので脚本のうまさがとても光っていましたね。やっぱりこの作品を見て阿部さんの演技力の高さを再確認しました。目から訴えてくる感情が視聴者に直に伝わってくるので彼の言動から目が離せませんでした。サスペンス好きにはかなりおすすめの作品です。

タケ

50代男性

冒頭に、色褪せた花びらのようなものが舞い降ります。後でわかりましたが、被害者の爪だったのです。ゾッとしました。やはりサイコサスペンスの極致のような作品というしかありません。もちろん阿部サダヲによる少年少女拷問シーンも気持ちが悪くなりました。やはり殺人というのは、究極の悪であるということに変わりはないのだと実感しました。逆に言えば、そんな感情をあっという魔に抱かせる阿部サダヲのサイコパスぶりは、彼の演技のうまさを物語っているようです。そしてサイコパスってこういうものなのだと理解しました。全体を通じて言えるのは、ストーリー展開は普通なのですが、拷問シーンだけ怖さ爆発でした。こういうシーンがダメな人は見れません。私はなんとか最後まで見れましたが、やはり心がのざわつきは止めることができませんでした。

やなか

20代女性

目の奥が笑ってないタイプのめちゃ怖阿部サダヲが大好きなので、心の底から楽しんで見ることが出来ました。冒頭のシーン(阿部サダヲが川に桜の花びらを撒いているのかな？と思わせるようなシーン)から、既に観客を引き込むような画作りで、ラストまでだれること無く楽しめました。阿部サダヲは狂気に満ち満ちたカリスマサイコパスを演じるのがやっぱり上手ですね。殺人鬼なのにパン屋さんを経営しているという設定も、ほんわかしたお仕事というイメージとのギャップが生々しくて良かったです。自分の生活圏内にああいう人がいたら本気で嫌ですが（笑）登場人物が少ないので、作中の謎(「阿部サダヲの犯行を真似た模倣犯は本当に存在するのか？」という点)に集中できるのが良かったです。また見たい。

たける

20代男性

サイコパスな人間は共感能力が欠如している一方で、人の心に入り込むのが上手いというのがよくわかる作品でした。そんなサイコパスを演じている阿部サダヲさんの演技力がとにかく素晴らしくて、普段の生活をしているときと殺人をしているときでまるで別人のように見えました。結構グロテスクなシーンも多かったのですが、その方がよりサイコパスの恐ろしさを感じられたので、良い演出だったと思います。主人公はサイコパスの言動にひたすら惑わされていくのかと思いきや、だんだん予想ができない展開に進んでいくところがかなり面白かったですし、結末が気になって仕方がなかったです。この作品を見ると、もしかしたら自分の近くにもサイコパスが溶け込んでいるのではないかと不安な気持ちになります。

あき

20代女性

阿部サダヲの強烈なサイコパス演技が最高でどハマりしました。正直ここまでグロい画面が広がるとは思ってもおらず驚きましたが、見進めていくと自然と世界観にどっぷり浸っていました。拘置所での面会室の撮影の仕方がすごい印象的で忘れられません。ガラスに反射されることでぴったり重なる2人の顔とか、映画のセットならではの空間を利用して阿部サダヲが岡田健史に触れるシーンは本当に印象的でしたし、これからこの作品を見るという人にはぜひとも注目してみてほしい場面でもあります。それぞれの登場人物のバックグラウンドがかなり気になる内容で終わったため原作にも目を通してみたいという気持ちになりました。原作ファンの人でも映像として作品を改めて堪能できると思うのでオススメです。

koji

40代男性

日本初のシリアルキラーものとしては傑作なのではないでしょうか。日本でも連続殺人や複数殺人を起こす輩は存在しますが、それをしっかりと描き切る映画作品というのは少ないように思います。これ以上ないというほどの否定行為である殺人に魅了されるキャラクターを、阿部サダヲさんがたっぷりと演じています。本当に人を殺していそうなあの目が単純に怖いです。サスペンスでありミステリーでもあるわけですが、終盤になって判明していく真実には、マジかよ、との思いしか生まれないくらい、物語は凄惨です。それを激しい暴力描写で定評のある白井一彌監督が容赦なく追いかけていきます。ここまでくると本当にコメディかと思ってしまうほどに。けれど、ラストで観客はふっと気を抜いた途端に、ぎゅっと心臓を掴まれることになります。ヤバくて、いい映画です。