映画『イン・ザ・ハイツ』動画を無料でフル視聴！NetflixやHulu/Amazonプライムで配信してる？

まりゆ

30代女性

冒頭のロングナンバーで作品の前提やキャラクターを違和感なくきっちり紹介してしまいつつ、ラテンの音楽の魅力とラテン系アメリカ人俳優の実力を一気に見せつけて観客を引き込むパワーが素晴らしいです。ウスナビをはじめとするメインキャラクターがそれぞれに抱えている葛藤や人生への希望には深く共感できますし、日本で暮らしているだけでは到底知ることができないリアルな文化の違い、人生へのスタンスの違いを理解するのにも役立つ映画だと思います。作中のどの曲にもリン・マニュエル・ミランダの天才的なセンスが光っていて、ラップがかなりの比率を占めることもあり、今までのミュージカルがあまり得意ではなかった人も楽しめそうな仕上がりです。

よよよのだだ

30代男性

名作ミュージカルの映画化とあって事前に情報を得て公開を楽しみにしていた作品です。アメリカという国は、いろんな問題を抱えていて深刻な問題に直面している人がたくさんいますが、こういう映画を見ると歌やダンス、人々とのつながりが強さとかやさしさの根源なのだなあとしみじみ自分の国との違いを考えさせられました。出演俳優のみなさんは当然映画俳優やミュージカル俳優であって歌手ではないと思うのですが、みなさんとんでもない歌のうまさと表現力で、歌だけのためにこの映画を見たって絶対後悔しないと思います。自分も仕事や家庭で悩んだりすることが多いですが、なんとかなるかととても励まされた気分になってスッキリしました。良作です。

のあ

20代女性

イン・ザ・ハイツはいろんな国籍の人が、お互いを理解し合って支え合って楽しく暮らしているに非常を描いています。それぞれの生まれた国が違う人たちが、白人黒人の差別がある中で、それぞれの苦しいこと悲しい事、もちろん楽しいことも歌やダンスで表現しています。日本ではあまりない、人種差別をネガティブすぎないように描いています。宝くじが当たったらという夢をみんなで共有したり、辛い中でも同じ境遇の仲間と支え合って日々生活し、自分の生まれたルーツに誇りに思って暮らしていけばきっといいことがある！みたいに、人それぞれみんな違っていていいんだと思わせてくれる作品でした。どうしても、普段人と比べがちな今の状況で、個人が大事で比べなくていいんだと思わせてくれました。それと同時に、イン・ザ・ハイツのような差別で苦しんでいる人も世界にはいるんだと教えてくれる作品でもありました。

トンガリネズミ

40代男性

人種、移民問題と居住地域からの強制的な立ち退きという結構ハードな内容でしたが、全体的に明るさを感じさせるのはミュージカル的演出が原因かもしれません。主演のアンソニー・ラモスをはじめ舞台経験が多い俳優が揃っていることもあり、違和感もなくすっきりと視聴することができました。登場人物たちは社会的な弱者ということもあり、彼らがどれほど必死に生きていこうとしても社会全体の流れに逆らうことができず、ただ翻弄されるだけという感じなので中盤にかけてはややストレスがたまるかもしれません、また、ラストはややありきたりな印象が強いですが、彼らが小さいながらも確実な幸せを得ることができたことに共感することができればそれでいいと思います。

koji

40代男性

監督がアジア系アメリカ人で、インドのボリウッド映画のような集団で踊り歌うマスシーンの素晴らしさが見どころのミュージカル映画。それだけではなく「ラ・ラ・ランド」や「ウェストサイドストーリー」、「RENT」といった先行するミュージカル映画の様々なテイストを取り込んで、そこにラテンの熱量が加わって、壮大でオシャレな傑作になっていると思う。登場人物たちが単純なイケメンでないところがまたよくて、特に主人公のウスナビがいい具合にイケてない感がでていて、それがあんな歌を歌い、踊る姿が格好いい。ヒロインの二人のキュートさも抜群で、かわいいだけではないところも含めて、見ていて飽きなかった。とにかく集団で踊りまくる、その人間の肉体の美しさにとにかく魅了される。