映画『街の上で』動画を無料でフル視聴！NetflixやHulu/Amazonプライムで配信してる？

たける

20代男性

下北沢で繰り広げられるまったりとした雰囲気の群像劇です。恋愛映画というジャンルに当てはめるほどではないですが、少しの恋愛要素もあります。この映画の魅力は下北沢とそこにいる人達の空気感を味わえることで、みんな温かくて人情はあるけれど、干渉しすぎてこないという雰囲気が良いなと思いました。会話の長回しシーンが多くて、映画なのに実際の一般人の会話を第三者視点で聞いているようなリアリティを味わえました。役者陣に不自然な演技っぽさがなく、ただカメラの前で自然な姿をみせている感じがします。終始まったりとした空気感で特に事件などは起きませんが、観賞後は不思議な満足感と下北沢に行きたいなという願望が頭のなかに浮かんできました。

さとうかえで

20代女性

「愛がなんだ」の今泉力哉監督と同作出演の若葉竜也さんが主演した下北沢を舞台にした映画です。若葉さん演じる主人公は古着屋の店員で、勤めている古着屋から物語は繰り広げられます。顔馴染みになった古本屋や、友達が経営するカフェなど、下北沢感満載のシチュエーションが時の流れをゆっくり感じさせます。その小さな街の中で起こる小さな物語が、大事件なんて起こらないけれど、ちょっと切なかったり、クスッと笑えたり、日常にあるちょっとした感情に共感できて、これぞ今泉組！と感じました。主演の若葉さんはもちろんですが、注目してもらいたいのは登場する女性陣。穂志もえかさん、古川琴音さん、萩原みのりさん、中田青渚さんが作品にアクセントを加えています。４人とも実力派で、それぞれが演じる等身大の女の子は、女性であれば絶対誰かには感情移入していまいます。友情もあれば恋愛もあって、主人公とのそれぞれの関係性がみどころです。

yui

40代女性

物語の舞台である下北沢でのオールロケだけあって全体を通じての空気感がなんとも言えず調っている感じがしました。文学的な要素も感じる雰囲気のある内容だとも思いました。また成田凌さんが友情出演していましたが、存在感抜群な役どころでイイ味出していたと思います。主人公の男子、青が恋人に浮気された上にフラれたのに元彼女を忘れられないという辺りが今どき男子だなぁと感じました。青に映画出演を依頼する美大生で映画監督の町子にしてもそうですが、女性の方がはつらつとして逞しい感じがしました。やはり夢があったり好きなことがあると眩しさがあるなぁと改めて感じました。たわいもない会話や日常が描かれていつつも、人との出会いによってお互いが何らかの影響を受け合っているのが柔らかく描かれているのも心地良かったです。

映画好き

50代男性

この作品は下北沢が舞台ですが、誰にでもこの街のような心の落ち着く所があるのではないだろうか。誰にでも起きうる出来事だし、それが起きやすそうな設定の場所を選んでいるのもいいです。サブカルチャーの盛んな街で音楽でも芸術でもファッションでも何かしらもたらしてくれそうな場所だから、設定にも無理がなく自然に楽しめます。下北沢は東京の主だった歓楽街にも近く、地方から来た人も住みたい街の上位にランクするぐらい人気があります。地方に住んでいてまだどんな街かわからないという人にとっても、街のイメージが掴めるのでおすすめできます。ストーリーは恋バナですが、ドロドロした感じがないですね。コメディとでもいうのか、恋愛は誰かが傷つきそうですがこの映画にはそんな感じがないツッコミどころの多い作品かもしれません。

れいばれ

40代男性

「街の上で」拡げられる若者達の青春の一コマを丁寧に魅力的にそして、非常に自然に紡いで見せてくれる作品。人間とは？というところまで考えさせられてしまう作品でした。人間は、生きていますが、生きているという事は楽しいことや喜びもあるけれど、それも含めていたたまれないものである、という感覚を信じてしまいます。生きてるってこういうことですよねというエピソードや感情や感傷が詰まっているので、この作品にのめり込んでしまいました。唯一疑問に思ったのは、この作品はコメディなのかという点。なんとなく、笑ってしまいそうで、笑ってはいけないのかなと微妙な気持ちになる展開が多く、戸惑う場面が多くあったと感じてしまいました。

オレンジ

30代女性

人ってどこで出会うのかなんてわからないです。自分のことを好きになってくれることって、いいことだと思いますが変な人には気を付けた方がいいと思います。どんな方との出会いがあって、どんな方と話をすることが出来るのかがわからないです。生きていればもっとたくさんの方と出会いがあるのですが、それをどんな感じに自分の糧に出来るのかなと思います。今回の主演の方を見て今後にたくさん活躍できることがあるのであれば、もっと活躍の場を広げてほしいです。色んな出会いがあると思うのですが、変な人にはついていかないということが重要なんだと思いました。生きていれば、色んな方との出会いがあると思うので、自分のことをもっと大事にしていきたいです。

ムネ

40代男性

今泉力哉監督作品は本作に限らず、初見（ファーストインプレッション）命なところがありますので、あまり事前情報を仕入ずにご覧ください。主演の若葉竜也の役柄がヘタレっぽくて、うっかり騙されるのですが、めっちゃ演技上手いです。彼のキャスティングなしには成り立たない程です。沢山の女性キャラクターが登場しますが、対、若葉竜也であるからこその、各々の個性が咲き誇れる訳でありまして、何かの主演男優賞を受賞して欲しいですよホント。監督がツイートしていましたが、「街のノイズ」もこだわって録音し、通常の映画では消してしまう所を、わざと残して「リアルな街」感を重視したそうです。言われてみれば確かに凄いナチュラルに入ってたなと思いますけど、観ている時には意図的だとは全く気付かないのは凄いです。

火星人

20代男性

この作品を見たのは2021年5月でコロナ真っ最中だった。私が住んでる地方都市でもクラスターの発生などで家から出てもビクビクして、県外ナンバーの車を見るとドキドキしてしまうようになってしまった。気軽に夜行バスで東京に行き下北沢で古着を買っていたことすら忘れかけていた時に見た映画が「街の上で」だった。“あ、あそこいった！”と言う懐かしさに似たような感情が流れ込んでくる。住んでいたような懐かしさではなく、旅行で行った懐かしさ。この映画はコロナがあったからこそ出来たニュージャン「擬似旅行」のような映画だ。洋画で見るニューヨークよりより身近に感じられる下北沢。そしてこの作品の良さはSNSに毒されてしまったスマホ依存症だらけの若者というイメージを払拭するような古典的なコミュニケーション「会話」でのみのやりとりが印象的。会話劇。ほぼ1対1での会話。テンポがいい訳ではない会話劇が逆にリアルさを醸し出していて出演者の演技力の高さを感じられる。